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イマージュ
第11章 そこにいるから
ああ、そうだった。
今日はそれが楽しみだったんだ。
何て言うのだったっけ。
少しムツカシー言葉なんだけど、響きが気になる。
何かワクワク感がある。
佳純が教えてくれるって言って、それじゃあ俺の部屋でってことになったのだ。
「おお、それそれ! なんだっけ? ダンシャ……」
「断捨離」
「うんうん、それー♪」
どういう占いなんだろー。
道具とか要るのかな。
「まずはこれを使います」
佳純の手に大きなゴミ袋が二つ。
燃えるのと燃えない用だった。