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イマージュ
第17章 ~ あなたが一番愛しているのは私 ~ あとがき
「女性にも男性にも楽しめる作品」をコンセプトに、「ブロット」作りののトライ・アンド・エラーを回数こなしながら、できれば「嫌だけど感じちゃう女性」でまとめた作品集。
行間に書く手法にも挑戦し、読者が自分で想像して楽しむ余地を残す。
ふむふむ。
忘れちゃうから、と課題をあとがきに書いといてよかったな、お前。
って、もう忘れてたんかーい!
早いもので、割とあっという間に5作となりました。
課題について少し振り返ってみると、プロットの試行錯誤はできてるかなぁ……なんか短すぎて結局、「アイデア→執筆」の、プロット素通りコースになってるかも。まあ頭の中では無意識的にストーリー組立作業はおこなわれているのかもですが。
嫌だけど感じちゃう、は地味にできてるかも。
全作、一応嫌だけど感じちゃってる気がします。
女性にも男性にも……は、どうなんでしょうね。
これ難しいですよねー。どっちもって所が。
どっちかなんて選べないよ! とは第三話「目隠し」の主人公の言葉ですが。
いやー選んだほうがいいよ、楽だと思うよ~と言ってあげたいw
官能作品て、性別関係なく、まず個人によってシチュの好き嫌い、キャラの好き嫌いが激しくある。それに加えて男性・女性読者で求めるベクトルも違う。
誰にでも、どちらにもと考えていくといつのまにかただの一般作品になっている。
まだ具体的に自分の中で理論立てができていないですが、
男性読者は「全て」
女性読者は「誰と」
……を求めるのではないかと、このイマージュという作品集に取り組んでいてモヤモヤと思うようになりました。
登場する「全て」の女性と結ばれることを望むのが男性読者。
登場した男性の「誰と」結ばれるのかに関心を持つ女性読者。
そーなのかなあ、なんてことを考えつつ書いてます。
これを両立させてやる、と。
モノ好きな方は、その目線で各話を読み返されると、私が何を考えて話を作ったかが見え、苦労してんだね、と笑えたりするかもしれません。