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イマージュ
第18章 ~ オトコ心は唇で ~ あとがき
一日悩んで、とりあえずアップして読んでみることに。
私はワードで打って流し込んでいるのですが、ページを繰る感覚はサイトに上げないとわかんないからね。
そして、読んでみた結果。
ページを進めて読んでいくことができた。
リツカの告白シーンはホントに唐突でデタラメなんだけど、それが面白かった。
自分で噴き出してしまうほど馬鹿馬鹿しかった。
いいじゃなーい?
お約束破りだけど、面白いもんな。
それでも、まだ躊躇う。
伏線ありの話を期待した読者を裏切るであろうと。
その人たちにどう応えればいいのか。
悩みに悩んだ末、昔、先輩に言われた言葉を思い出した。
「絶対にごめんなさいとか言うなよ!」
てんかんの持病を持っていた先輩の言葉だ。
フツーの会社員になることにさっさと見切りをつけて、クリエイターとして身を立てるために創作活動に真剣に取り組んでいた人だった。
彼の教え、それは「自分の創作物を見せた相手に絶対に謝るな」という意味だ。
「謝るぐらいのものなら、最初から見せるな。
そして一度見せると決めたら、絶対に謝るな」
他人に許しを乞うことを自らに禁じる。
ものすごい覚悟とプライドだ。
創作者になるしかないと決めた人間の言葉はさすがに重く、ずっと私の心に残っていた。
決めた。
少なくとも自分は面白いと思った。
謝る気持ちなんかない。
だから見せる。
「イマージュ」は何度も書いている通り「行間に書く」というテーマも持っている。
読者が想像力で自分の心の中にそれぞれの作品を完成させるというコンセプトだ。
「ふたりは磁石で言ったらN極と……何極だか忘れたが反対側の赤いほうだ。ああ、地球でいったら南極と北極だ」
このセリフを読んだとき、イメージするものは人さまざま。
「お馬鹿w」
素直な人です。だがそれがいい!
「いや赤いほうがNだし」
理系だね!
「ふーむ、つまりトモちゃんとリツカは実は繋がっていると?」
鋭いね! 推理小説好き? それとも純文系?
「北極と南極ってどっちも似たようなもんじゃねーか!」
ユニークですねあなた。でも鋭いね!
「トモちゃんは白熊でリツカはペンギンね」
なにそれ可愛い!
「もしかしてNan極とか思ってねーだろーなコイツ」
どーだろうwwwww