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イマージュ
第18章 ~ オトコ心は唇で ~ あとがき
「イマージュ」はそういう目に見えないキャッチボールを楽しむ作品なのだ。
読者にゆだねる部分が多い作品なのである。
リスクの大きいスタイルなのである。
たとえば、この馬鹿馬鹿しい告白の裏で、
1.リツカとトモちゃんがどんなガールズトークを繰り広げたのか?
2.それはいつから始まったのか?
3.フジサキ君によって理想化されていたっぽいトモちゃんの真実の姿は?
4.このドッキリは本当はどんな形で実現するはずだったのか?
5.加山センパイは本当にトモちゃんと付き合っているのか?
6.松山先生は結婚してるのか(どーでもいい)
妄想して楽しんじゃう人は楽しむだろうし、書いてあることだけが全ての人は楽しめないだろう。
あ。ご家庭あるそーですよ。
どれだけ作中に仕掛けを散りばめても気づいてもらえなきゃ「ハア?意味わかんない」で終わるのである。
でも、それを作者の責任として甘んじて受け入れなくては送り出せない作品ばかりなのだ。
信じて公開しようじゃないか。
読者の皆さんを!
読者の心の中のイマージュを!
私は「公開」のボタンをポチっとした。
そう、私は絶対に謝らない。
……でも、言い訳はする。全力で。
あとがき6枚も使って。
こうして本作は、本編と合せると1万五千字の作品となった。
般若心経にして54巻分である。
読んで下さった皆様ありがとうございます。