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イマージュ
第24章 ~ そこにいるから ~ あとがき
書くタイプの次に考えるのは具体的にどんな物語にするのか。

これは、読者の期待に応えるものとしては第五章の続編なんだろうな、と。
私も読みたいし。

第五章は一応ハッピーエンド。

でも、あれでジュンは本当にハッピーなのかな? ハッピーはハッピーなんだけど、まだその先があるよな……と感じるハッピーです。

それはラストにも彼女が自分で言っています。

「99人は0にしてもらいましょう」

つまり、続編としてはここを描かなければならない。

でも考えたら、どーすりゃいいんだって話ですよねw
関係を解消すればそれでいいのかとも。

ブレインストーミングしました。

・地球ごと吹き飛ばす
・断舎利
・そして誰もいなくなった
・運命の女
・記憶から消す
・ヤリサー
・アドレス消去

などなど、キーワードを列挙してストーリーを構築していきました。

クリスちゃんが出て来たあたりで、あ、これは「そして誰もいなくなる話」なのかなとピンと来た方もいるかもしれないですね。

リトル・ソルジャーだとか、赤坂先輩とか、灰色のイケメン・ブレインとか……ってポアロってクリスティだったっけ?(調べずに書くな)


次に主人公。

おそらく読者にも好かれる性格であるジュンちゃんの語りでもう一度、ということも考えました。

ですが、ひとつ気になっていたことがありました。
それは「ミチルというのはどーいう奴なんだ」ということ。

ジュンの一人称なのでさほど感じないかもですが、冷静に考えるととんでもない奴なんですよね。

「お告げを信じて100人のセフレ全員と一日でセックスする男」

この一行だけでもツッコミ所満載です。

・なんでお告げなんか信じるの
・そもそものそのお告げって何よ
・どーしたら100人もセフレいるの
・そして、どうしたらそれを維持できるの
・なんでお告げの実行に必死になれるの
・どうして佳純を彼女にしたの

箇条書きの末尾に全部「w」つけたい^^;

ジュンもよくまー彼女になりたいとか思うよな、と。
ああ、それもツッコミ所のひとつだ。

逆に言えば魅力的なキャラということは言えそう。

それをもう一度ジュンの視点から描くよりは、ご本人の心の中に入っていった方がわかりやすいだろうと、ミチル視点の一人称で描くことにしました。

彼のプロファイリングについて詳しくは作品をご覧ください。
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