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夢想姫の逃避録
第4章 乱れ咲き
ユウガは緋奈の腕をそのまま強引に引き寄せる形で抱き寄せた。
肌と肌が密着してドキドキした。
ユウガから男の人のなんとも言えない獣っぽい?そんな匂いがして、それがまた緋奈のドキドキを高めた。

「さっきも言ったろ?俺は緋奈を愛してるって。俺は緋奈のこと全部受け入れるよ。身体の傷も、心の傷も、悲しい思いも苦しくて辛い思いも全部まとめて……」
「そんな……」
「お腹の痣も知ってたよ。返り血浴びたワンピースから別のワンピースに着替えさせる時ごめん、実は脱がしたんだ。怪我の手当てもしなきゃって思っていたし。でもあいつらみたいに緋奈の傷だらけの身体を見て気持ち悪いなんて一切思わなかった。それどころか……」
ユウガは言葉を詰まらせて、緋奈を抱きしめる腕に力を入れた。

「……守んなきゃって、緋奈を傷付ける奴らから俺が守らなきゃって、盾になって俺の身体を犠牲にしても、例え死んでも…緋奈を守りたいって、そう思ったよ……」
緋奈の耳元で、ユウガは今にも泣き出してしまいそうな声で、ゆっくりそう言った。
根元から毛先まで、まるで緋奈の存在を確かめるように、ゆっくりと髪をなぞって撫でてくれた。

誰よりも、大好きな、大好きな、王子様。
誰よりも優しくて、緋奈を想って大事にしてくれる王子様。
緋奈は涙を流しながら首を横に振った。
ここまで想ってくれるんだったら、もういいって、そう思えた。

「あり…が…とう……」
「もしかしてまた泣いてんの?(笑)ほんっと!泣き虫だな〜?」
お茶目に笑いながら、泣き出す緋奈の顔を覗き込みながら頭をクシャクシャと撫でてくれた。
時々、指先で緋奈の大粒の涙を拭ってくれた。

「ほらおいで?風邪引いちゃうよ?」
「さ、先入ってて!すぐ行くから!」
「お?その可愛い下着はひとりで外せるのかな?心配だな〜俺が外してやろうか〜?(笑)」
ニヤッと怪しく笑いながら緋奈の腰とブラのフックに手が回された。

「なっ!? //////ば、バカぁ……/////////」
耳まで真っ赤になったと同時に、思わず側にあったバスタオルで身体を隠しながら後ずさりして逃げてしまった。

「可愛いー!(笑)冗談だって!(笑)先入ってるよ!」
ユウガは意地悪そうに笑い、そう言い残して浴室へ入って行った。
人をからかってもう……恥ずかしかったよ……///////
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