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十字路の上で
第3章 友情と愛情
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片手を差し出し「おいでよ」と言う相手の胸へと向かう。

何度こうして来ただろう。

唇と唇が触れ合う事をキスと呼ぶならば、あたしがいまキスをしているというのは間違いではない。


キス。接吻。
愛情や友情、尊敬を表現する方法のひとつ。


では相手に愛もなく、友情もなく、全く尊敬もしていない場合、これは何と呼ぶのだろう。

単なる粘膜と粘膜の接触?

キスをするのはあまり好きじゃない。
だってそれは、愛のある者同士がすることだと思うから。

だからと言って、こんなことをしていてそんな綺麗事を言っても説得力があるわけもなく、あたしは黙って相手の唇、差し込まれる舌を受け入れていた。

引き寄せられるまま相手の膝の上に座り舌を絡ませ、唾液が合わさりくちゅくちゅと音が漏れる。


「…ん」

「可愛いね」


そう言って人当たりのいい笑みを浮かべる今日の相手は、数ヶ月前に街で声をかけてきた25歳の営業サラリーマン。
月に数回の頻度で会っている、1番新しいそういう相手。


「内田さん、こうゆうの慣れてますよね」

「はは、そんなことないよ」


否定しながらもスカートのファスナーを難なく下ろし、レースブラウスの裾に手をかけるとあっという間にあたしを下着姿にしてしまう。

ゆっくりベッドに押し倒すと、下から上へ舐めるようにあたしの体を視線で犯し、指先でつーっと下腹部からブラジャーを通り鎖骨へ撫であげた。


「何回見ても見惚れる体だね」


内田が肩紐をずらし首筋に熱い舌を這わせ、乳房を大きく揉みしだく。

ずり下げられたブラジャーから覗いた乳首を、濡れた舌先で舐め回した。


「…あ…ん…」


体が反応しはじめて自分の下半身が熱くなってくるの感じる。

あたしは目を閉じる。

目を閉じれば、あたしの乳首を吸っているのは……
彼。

じわぁっと溢れてくるのがわかる。

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