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鬼畜倶楽部
第2章 脅し
夢の続きを思い出そうと、祐子は便器に座りながら下半身を見つめていた。

男がいきなり立ち上がって、口に何かを充てられたんだ・・・

その後は、その後・・・

思い出そうとしても、何も思い出せない。

ふと、どうしよう、隆に知られたら、祐子はなんて説明すればいいか悩んだ。

『祐子、祐子』

隆が呼んでいるのが、小さな声で聞こえてきた。

下着を履いて、トイレから出て行った。

『大丈夫か?祐子 何かあったか』

隆は、いつもと何か違う祐子の顔を見て、心配する様に声をかけた。

『大丈夫何ともない』

祐子は、何故か隆に後ろめたさを感じ、今日あった、まだ理解出来ていない出来事に不安を感じていた。

『生姜焼きか、祐子 味噌汁は?』

急いでいた為、味噌汁まで気が回らなかった。

隆は、汁物がないとダメだった事を忘れていた。

『ごめんね、急いで作ったから、忘れちゃつた』

『大丈夫か?祐子 疲れてるなら 休んだら』

夕飯も作らず、出迎えも無く、ソファーで寝ている事など結婚してから一度も無かった。

ましてや、俺が汁物が無いと嫌がる事も知っているはずなのに。

初めての事に、隆は祐子が具合が悪いと思っていた。

『大丈夫何ともないから、でも食欲が無いから、1人で食べて、私もお風呂入って来るね』

『わかった、入ったらすぐ寝たら?』

『そうだね、今日は先に休むね、ごめんね』

そう言って風呂に入り、早々に風呂から出て、寝室のベッドに腰をかけた。

風呂場でも、少女の様な下半身を何度も見て、どうしても思い出せないあの時間の事を考えていた。

髪を乾かし、ベッドに腰をかけ、いつもの様に携帯の目覚ましをセットしようと携帯を探してもない事に気づいた。

『あっ キッチンのカバンの中だ』

寝室からキッチンに向かうと、隆がテレビを見ていた。

キッチンに祐子が来たので、心配しながらまた声をかけた。

『美味かったよ、生姜焼き』

『疲れている時は、無理しなくていいよ、祐子も働いているんだから』

隆は、気を使って普段は夕飯など褒めた事がないのに、祐子を心配した。

『ありがとう、今日はもう寝るね』

携帯をカバンから取り出して、隆に手を振り寝室に戻った。



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