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鬼畜倶楽部
第3章 調教
ピンポン ピンポン

微かに、チャイムの様な音が聞こえてきた。

祐子は、ベットから起きて、耳を澄ました。

やはりチャイムの音だ、誰だろこんな朝早くに。

そう思いながら、玄関のモニターを見に行った。

モニターを見て、祐子は驚きを隠せなかった、と同時に心臓がバクバク音を立てて動き出した。

『あの男だ・・・』

モニター越しに祐子は言った。

『なんの様ですか!』

祐子は少し嫌がる声で、モニターに話しかけた。

『今日は仕事を休んだ様だね』

『いつもは、旦那と一緒に駅に行くのに、旦那しかいなかったから、家に1人だと思ってワザワザ来てやったんだよ。』

伊東は、敢えて 来てやったと、伝えた。

え?・・・

この男、私の家を見張っていたのか?

なんで、旦那と一緒に出勤するって知っているの?

そう思いながら、更に怖くなった。

『早く開けてくれないかな、須藤さん』

伊東は、少し脅す様な声で、モニターに話しかけた。

『どうしよう・・・』

祐子は、悩んだが、また大声を出されて、お隣に知られるとマズイと思い

『着替えるまで、少し待って下さい。』

そう言うと、素早く着替えて

嫌々 玄関のドアを開けた。
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