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鬼畜倶楽部
第3章 調教

土曜日の午後1時、新宿駅西口にある某ホテルのロビーにある喫茶室に、竜鬼、伊東、かおりの3人が、座っていた。
土曜という事もあり、ホテルのロビーは、結婚式や宿泊者などで、平日よりもガヤガヤとしていた。
白のノースリーブのワンピースに黒のシースルーのカーディガンを羽織リ、サングラスを掛けた女が近付いて来た。
『こんにちは、竜鬼さん』
女は、竜鬼に挨拶をすると、伊東、かおりにも挨拶をした。
『やあ、いきなりで悪かったね。』
竜鬼が、女に言うと、かおりの隣に座る様に促した。
『こいつが、私の仲間の伊東 優、で、こっちが、私の愛奴のかおりだ。』
『かおり!ご挨拶しなさい。』
竜鬼が、女性に2人を紹介し、かおりに挨拶する様に命令した。
『初めまして、かおりと申します。よろしくお願い致します』
女性は、サングラスを外し、横を向きながら軽く会釈する様に頭を下げた。
伊東もすぐに挨拶をした。
『初めまして、伊東 優です。よろしく』
女性は、伊東にも、同じ様に頭を下げた。
『水野 夏帆です。よろしくお願いします。』
水野 夏帆 29歳 未婚 彼氏あり 某金融会社の役員秘書をしている、らしい。
あくまでも、全ての素性が本当かは、まだ分からなかった。
竜鬼のホームページの緊縛体験希望者の募集に応募して来た、女性の1人で、竜鬼とは、半年間メールや電話などで、やり取りをしていた。
彼女の癖は、陵辱や露出の様な、恥ずかしい事や厭らしい言葉で辱められたい、そんな願望の持ち主で、竜鬼のサイトにある、緊縛写真や調教写真、露出調教の写真を見て、竜鬼の経歴や調教の様子を綴ったブログなどを見て、サイトの緊縛体験 希望者 募集の案内を見て、半年間悩みに悩んで、応募して来たらしい。
応募して来たが最初はやはり、体験に抵抗があり、竜鬼には、悩みや願望を聞いてもらい、ようやく、覚悟を決めて来た1人であった。
『夏帆さん、今回は、私ではなく、目の前の伊東に貴女の願望を叶えて貰おうと思ってね。』
『この男は、言わば私の仲間というよりも、弟子なんだ、1から私が全てを教えた、私も自信を持って紹介できる相手なんだが、今日はお互いに良く話して、相手を知って貰おうと、この場を用意したんだ。』
女性は黙ったまま、頷いていた。
『勿論、嫌なら断って構わない

