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鬼畜倶楽部
第4章 初体験

夏帆は、ワンピースを中々脱ぐ事が出来無かった、何故なら、喫茶室で伊東に言われた事を思い出していたからだ。

洋服を着たまま、ゆっくりと一周して、調教の為にどんな服装をして来たのか、そして服を脱ぎどんな下着を身に付けて来たのか、品定めの様に見られるからである。

そして1番の戸惑いは、この後、下着姿で、四つん這いになり、伊東に向けて尻を向けて見せなければならないからだ。

夏帆は、ワンピースに手を掛けながら、この後にしなければならない行動に恥ずかしさの余り躊躇してしまった。

『夏帆さん、素敵なワンピースで来てくれて、嬉しいです。』

『今度は、どんな下着を身に付けて来たのか見せて下さい。』

伊東は、夏帆の戸惑いを感じ、言葉で促した。

伊東に言われ、躊躇していたが、覚悟を決めたのかゆっくりとワンピースを脱ぎ始めた。

身体は、ガクガクと震え、心臓の音が聞こえるかのように、頭の中でドキン ドキンと音を立てていた。

手も足も震えて息を吸うのが苦しいくらいだった。

ワンピースを膝まで降ろすと、片足づつ足を抜いて、ワンピースを前で持ったまま、また固まってしまった。

伊東は、ワンピースを床に置いて、ストッキングも脱ぐ様に言った。

『は・・い』

震える声で夏帆は答えた。


ワンピースを畳んで床に置くと、白のブラジャーとベージュのストッキングの中に透けて同じく白のショーツが見えた。

相変わらず、心臓の音はバクバクと音を立てていた。

震える手でウエストに手を当て、ストッキングを膝まで降ろすと、ヒールを脱いで、ストッキングを片足づつ脱いでいった。

ストッキングを床に置いて、手を後ろに組む様にと、伊東が言った。

夏帆は、耳まで真っ赤になっている事を自分でもわかるくらい興奮していた。

『こっちを向いて、夏帆さん』

伊東が言った。

ゆっくりと伊東を見ると、さっきまで優しい目をしていたはずの男が、今は、野ウサギを狙った鷹の様な鋭い目をしていた。

真っ白な肌に、純白の揃いの下着を身に付けて、全身を高揚させた女になっていた。


夏帆は、自分でも信じられないくらい、興奮し中から汁が垂れてくるのがわかった。

そして、さっきシャンパンに媚薬を混ぜられている事など知る由もなかった。

『ゆっくり後ろを向いて』

そう言われて、ゆっくりと後ろを向いた。



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