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貸出奴隷 裕美子
第13章 裕美子の深層
「あぁ・・達也様・・・お願いです・・絵里様を、どうかもうお許しくださぃ・・・裕美子の・・・裕美子の粗相の罰は裕美子に・・どうかお願いいたします・・」

「ダメだ」

「達也様・・どうか・・・」

「裕美子、お前は何もわかっていない」

「・・・」

「絵里がこれほどの責めを受けてもお前に恨み言の一つも言わずに耐えているのは、何のためだと思っている。お前に2800回の鞭を最後まで受けさせ、俺を満足させて、ここでの調教を今日で終わりにするためだ。もちろん、絵里はそんなことはお前にも俺にも一言も言わないがな」

「・・・」

「お前がそうやって、俺の決めごとに逆らうような発言を繰り返せば繰り返すほど、たとえ鞭を最後まで受けきっても、結局不合格にされる可能性は高まる。つまりお前は、これほどの責めに耐えている絵里の思いを無にしかねないことを、必死になってわめいているということだ。絵里もさぞ、苦々しい思いでお前の戯言を聞いていることだろう。」

「・・あぁ・・・そ・・そんな・・」

「お前が何をいくら叫んでも、俺がそれを聞き入れることはないし、絵里もそんなことは望んでいない。お前が絵里を少しでも楽にさせる方法は、口を閉じ、微動だにせずに俺の鞭を受けることだけだ」

自分の考えの甘さを思い知らされ、裕美子は何も言えませんでした。

ヒュッ、と音をたてて、一本鞭が裕美子に巻き付き、鞭打ちが再開されました。
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