この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
そして、花開く
第8章 ~ 7 ~


正面から抱き締められ、大樹の心臓の音が胸に響く。
聡のそれに負けず劣らずの、早さだった。

『あの…大樹さ…』
『聡…』
『…う…。はい』
『こないだここに来た時は、態度悪く帰って悪かった』
『いや、俺色々迷惑掛けましたし』
『あんなのは迷惑の内に入りゃしない。よく聞けよ。こないだも言ったと思うが、俺は聡が好きだ。人として、とか弟みたい、とかじゃなく。聡が好きだ』

言葉を紡ぐ度、腕に力が籠る。
ギュウと抱き締められて、聡は大樹の肩口に顔を埋めた。


胸が急に苦しくなる。
それはバラバラに散らばった感覚が、一気に心に押し寄せる様な感覚だ。

少ししてから胸を押し、大樹から離れた。



/140ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ