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そして、花開く
第8章 ~ 7 ~


世の中には、どうにもならない事もあるのだ…けど。

『けど…清姉と大樹さんが結婚するって誤解した時、俺は良く分からない感情でもみくちゃでした。清姉は勿論いい人で可愛いし、しっかりしてていい奥さんになると思います』
『清香はいい女だよ』
『そうです。でも、清姉が誰かの物になるのが嫌だったんじゃない、と気付いたんです』

葉嶋に話した事で、違う感情にも気付いた。

大樹が誰かの物になる。
それを考えるのも、嫌だと思ってしまう、子供じみたこの独占欲。

『今日、上司にまで気を遣わせてしまって、送ってもらいました。道すがら、色々話してしまいました。駄々っ子みたいなんです。でも大樹さんが誰かの物になると考えると胸が苦しい…』

鈍い鈍いと言われていた清貴の言葉が甦る。
本当にその通りだ。
自分の心にさえも気付かなかったのだから。

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