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そして、花開く
第4章 ~ 3 ~


何せ運び出しが終わったら、入れ換え、前年度分のカタログは、本社に返送する事になっているのだ。

加えて店では愛花が一人で店番をしながら、お客様の注文の品を仕訳、包装しているので、そちらも気になる。

今夜は清貴の店のイベントに誘われているが、間に合うか微妙な所だった。


『町田さん、終わったら飲みに行きません?』
『いつ?』


底の抜けそうな段ボールを抱えて運んでは、店のバックヤードに下ろす。
正直、今日はイベントも行かずに、マッサージにでも行きたい位だった。


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