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そして、花開く
第6章 ~ 5 ~
(いや、待て。そもそも、沢山食材があったとしても、俺には清みたいな料理スキルないし、外食で良いじゃん)
直ぐ大樹の携帯に電話をするが、出てはくれなかった。
なんなら、とメールをしてみたが、それにも返信はなかった。
もう、電車に乗っているんだろうか。
でもきっと会ってから料理出来ないんで、外で飲みましょうと誘えばいいはずだ。
誰かを誘ったことはないけれども。
近所にまだ行ったことの無い居酒屋もある。
『居酒屋か~。久しぶりだなぁ』
独り言を呟く。
すっかり気分は居酒屋だった。