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そして、花開く
第6章 ~ 5 ~


その視線に気付いた大樹が、手を止めた。

『パプリカと玉葱のスライスと、レタスを千切って生ハムと和えて、オリーブを散らしただけだ。作らないにしろ、外食すれば幾らでも食うだろ。大したモノじゃない』

サラリと言って退けるものだから、口を尖らせた。
聡からしたら、立派に大したモノだ。

『俺、あんまり外食しないですけど、店みたいな味だからビックリしたんですっ。大樹さん、美容師ですよね?』
『一人暮らしが長いからな。それに俺は凝り性らしい』

ふ、と小さく笑ってから、大樹が視線をまた手元に戻す。

聡は一瞬目を見開いたが、すぐに視線をさまよわせてから、無言で缶ビールに手を伸ばした。

『一人暮らし始めたのは、高校3年からだからもう、何年だろうな』

ポツリと呟いた大樹は、オーブンに何かをセットし、鍋に水を入れたりしながら、自分の事を語り始めた。

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