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貶女(おとしめ)
第3章 【学校編】映子先輩
莉桜が感激して涙ぐんでいると、インターホンが来客を告げた。

「あ、あたし帰りますね」

慌てて荷物をかき集める莉桜に、
「待って。一人で持つには大変よ、ちょうどいいから車で送ってあげる」
そう言って映子は客を招き入れた。


「あれ、なにこの子?映子の友達にしちゃ野暮った…おっと、純情そうじゃん」

黒い肌に金髪、鼻ピアスにタトゥーと、街で見かけたら目が合わないうちにダッシュで逃げたくなるような容姿の男に頭から爪先まで視姦され、莉桜は背筋が寒くなる。

「見かけはこんなだけど、悪い人じゃないから安心して?」

映子の微笑みも、莉桜の震えを止めることは出来ない。




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