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貶女(おとしめ)
第15章 【田舎編】養父の下心
「んッ…ああッ…あん」

最初は泣いているのかと思った。学校で辛い目にあって、その事を思い出しているのだと。
しかし その場を離れがたく、しばらく聞いているうちに完吾はその声が何であるかに気づき、股間を熱くした。

(これは泣き声なんかじゃない…あの子はオナニーしてるんだ!)

莉桜のために改築した洋室はドアに鍵がかかっていて覗くことはできない。だから完吾は人目がないのをいいことにドアに貼りつき聞き耳をたてた。



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