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貶女(おとしめ)
第5章 【シンヤ side】
評判を聞き付けて、処女の女子高生を紹介してくれと言ってきたのが細木だ。

映子の取り巻きにもさすがに処女はいないだろう、そう思っていたらあのお子ちゃまに遭遇したというわけだ。

ロビーで待つこと五時間、ウトウトしかけた頃にやっと細木が下りてきた。

「ありがとう、楽しませてもらったよ」

「苦労して探しだした甲斐がありますよ、へへへ」

「ああ、そうだ。本人には話していないようだが、ちゃんと彼女に手当てを渡してやってくれよ?大事な処女を捧げてくれたんだからね」

言わずもがなの忠告を残し、処女マニアのオッサンは颯爽と立ち去った。



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