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貶女(おとしめ)
第7章 【学校編】友達
─────…
「だから言ったじゃないのよ〜」
屋上から教室に戻った莉桜は、あからさまに落ち込んでいる友人を無視しきれなくなったエミに中庭に連れ出され、昨日の出来事を白状させられた。
「もう…!なんてことしちゃったのよ」
エミは莉桜の取り返しのつかない初体験を我が事のように嘆き悲しんだ。
「あの時はそうするのが正しいような気がしたんだもん。…あたしだってバカなことした自覚はあるのよ」
「とにかく、元基君には余計なこと言っちゃダメだよ?」
「え?」
「だから、その…初めてじゃないとか、相手のこととか」
「でも…」
「だから言ったじゃないのよ〜」
屋上から教室に戻った莉桜は、あからさまに落ち込んでいる友人を無視しきれなくなったエミに中庭に連れ出され、昨日の出来事を白状させられた。
「もう…!なんてことしちゃったのよ」
エミは莉桜の取り返しのつかない初体験を我が事のように嘆き悲しんだ。
「あの時はそうするのが正しいような気がしたんだもん。…あたしだってバカなことした自覚はあるのよ」
「とにかく、元基君には余計なこと言っちゃダメだよ?」
「え?」
「だから、その…初めてじゃないとか、相手のこととか」
「でも…」