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貶女(おとしめ)
第11章 【セクハラ教師 side】
三人で顔を寄せて録画を観たが、カメラの角度が微妙すぎて決定的といえる場面を確認することは出来なかった。
「し、しかし彼女のバッグには確かに…」
「でも、ほら、盗った証拠はないじゃないですか」
「いい加減にしないか、芦原!故意ではないかもしれんが、この人の言う通りお前のバッグに未会計の商品が入っていたのは事実なんだ。この過失についてお前は謝罪をすべき立場にあるんだぞ、開き直るんじゃない!」
莉桜を怒鳴りつけて黙らせた垂水は、
「うちの生徒がご迷惑をおかけした上に失礼な態度をとって申し訳ない。しかしこの子は万引きをするような生徒ではありません。もしかしたら、棚にぶつかったか何かして商品がバッグに入ってしまったのかもしれません。カメラでも万引きとは確認できなかったことですし、どうでしょう、解決策として問題のコンドームを私が買い取らせていただくというのは」
提案すると同時に店員に深々と頭を下げた。
「し、しかし彼女のバッグには確かに…」
「でも、ほら、盗った証拠はないじゃないですか」
「いい加減にしないか、芦原!故意ではないかもしれんが、この人の言う通りお前のバッグに未会計の商品が入っていたのは事実なんだ。この過失についてお前は謝罪をすべき立場にあるんだぞ、開き直るんじゃない!」
莉桜を怒鳴りつけて黙らせた垂水は、
「うちの生徒がご迷惑をおかけした上に失礼な態度をとって申し訳ない。しかしこの子は万引きをするような生徒ではありません。もしかしたら、棚にぶつかったか何かして商品がバッグに入ってしまったのかもしれません。カメラでも万引きとは確認できなかったことですし、どうでしょう、解決策として問題のコンドームを私が買い取らせていただくというのは」
提案すると同時に店員に深々と頭を下げた。