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貶女(おとしめ)
第11章 【セクハラ教師 side】
「え、いや、しかし…」
「お願いします!」
垂水が重ねて頼み込むと、
「…君さあ、先生にここまでさせて何とも思わないの?」
店員は中年教師の後ろで突っ立ったままの莉桜を冷ややかに見つめた。
学校では嫌われ者の垂水が自分のために頭を下げてくれるとは思ってもみなかった莉桜は意外すぎる展開に戸惑っていたが、店員の言葉でようやく我に返る。
「申し訳ありませんでした!」
隣に並んで下げた莉桜の頭を、垂水は更に手で押し下げた。