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貶女(おとしめ)
第11章 【セクハラ教師 side】
────顔に似合わず生徒思いの立派な先生だと、コンビニ店員は垂水に免じて警察や学校に知らせることなく莉桜を解放してくれた。

もちろん莉桜も感謝しているが、垂水がニヤニヤしながら自宅までついて来たことに不信感を抱いた。

「あの…今日は本当にありがとうございました」

礼を言ってそそくさと家に入ろうとする莉桜に、
「喉が渇いたなぁ…芦原、悪いが水を一杯飲ませてくれんか?」
垂水は背後からすり寄り顔を近づける。



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