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先生…私を見て。
第3章 高2の5月。
教官室を出ると急いで部室に向かった。
誰もいないだろうと思ったが、雛子がいた。
こちらに背を向けたまま
「おかえりーー。おつかれ‼︎ほんとは、ジュース置いて帰ろうって思ったんだけど…っておい‼︎」
と言いいながらこちらを振り返る。
「なんで、泣いてるの⁇なんか酷いこと言ったけ。あれ、まって‼︎やばい…沙耶泣かせちゃった。どーしよ。」
私自身、なんで泣いてるのかわからなかった。
だけど、雛子の焦ってる姿を見て安心したら、また涙が溢れ出てきた。