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第2章 一回試してからでもいいですよ

彼が私の視線に気付いて目を合わせる。
そのままの目を合わせた状態でゆっくりと彼が入ってくる。
一番奥に当たったとき、小さな悲鳴にも似た声が出て体から力が抜けた。
洗面台のカウンターに手をおいて体を支える。

彼の片手は私のシャツを捲り上げて胸を、反対の手は挿入された場所近くの敏感な部分をそれぞれ愛撫。
そうしながらも突き上げられる。
器用過ぎる。

快感が頭の中で、身体中で、いっぱいで声にならない声が漏れてしまう。

「だから、声。抑えてくださいって」

彼は私の下半身を弄っていた手を離して指を口の中に入れる。

なんだか変な味がした。表現出来ないけど正直嫌な味じゃなかった。
自分の愛液を味わってるなんておかしな話だけど嫌じゃない味。


「そんな声だしちゃって。
　もしかして、誰かに見られたいんですか？」

彼の指が私の舌を掴む。
舌を指で押さえられて口内も犯されてる感じが堪らなく良い。