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だから僕とセフレになりませんか
第2章 一回試してからでもいいですよ
「その顔めっちゃそそりますね」

ついその言葉を聞いて鏡の自分をみてしまった。

顔がかなり赤くなってて、目が蕩けてて、半開きになった口から流れる涎が彼の腕に伝ってるのが鏡越しに見える。

流石に此処まで乱れきった自分を見たのははじめてだった。

その後ろにいる彼。
声を聞いてるだけだとかなり余裕そうに感じたがそんなことはなかったみたい。

髪が少し乱れてるし、息遣いが荒くて、飲んでないはずなのに頬がほんのりと桜色になってた。

なんだか嬉しくなった。
嬉しいってのが頭のなかに浮かんだらまた絶頂がきた。

あ、もうヤバイ。
最高に気持ちいい。このまま死んでも悔いないかも。

一気に今までとは比べ物にならない快感が私を襲った。
その少しあとに彼が私のなかでびくびくと脈を打った。

「…っ…急に締め付けないで…ください…よ」

脱力した彼の体が私の背中に全体重をかけた。
背中がすごく熱い。

そのまま二人で息が整うまでくっついたままでいた。
暫くすると彼は私から自身を抜いて、二人の隔たりになっていたゴムをはずし身なりを整える。

一方の私はまだ身体に力が入らないものだからぐったりと上半身をカウンターに乗せたままの体制で其れを見ていた。


「…あんまりああいうとこ注視するもんじゃないですよ」

彼は私の服を整えながらそう呟いた。

ああいうとこってのはゴムを外したとこだろうか。それとも中途半端に脱いだ服を整えるところだろうか。


「見たいから見てた」

「お姉さん、面白いですね」

彼の腕に私の唾液が伝った跡が残っていたから洗うように言ったら其れを舐めとってた。

彼は自分で何度か犬だといったが、まさに犬だった。

彼の腕を引き洗面台で液体石鹸をつけて其れを洗った。
ついでに手も洗ってやる。


「お姉さんの指使いエロいからまた勃ちそうです」

「また今度ね」

彼の手についた泡を落としながらそんな会話をした。
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