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だから僕とセフレになりませんか
第4章 ミルクティの憂鬱
早々にジンは店員を呼び止め注文をした。
私はまだ決めかねていたが彼はサラダとパスタのセットを2人分頼んでいた。
パスタだけ何が良いか聞かれたので自分の好みを伝える。
それだけのつもりだったがジンは店員に追加注文した。
「このグラスワインと。
甘口のワインあります?」
「こちらにございます」
「じゃあ、それ。
あとドルチェ」
「おふたつですか?」
「いや、ひとつ。
その時に、珈琲とミルクティも。ホットで」
ジンはレイに対してかなり強気だ。
しかしレイのことは気に入ってるのだろう。
何も言ってないのに勝手に注文するのは言い換えれば彼なりのエスコートと受け取れる。
このふたりの中の決定権はジンにあるようだが彼は事細かにレイを気遣っている。
だからワインだって頼んでくれたんだと思う。
ジンはレイの好みをハッキリと把握してるんだろう。
きっとそういう設定。
芹沢ユウトは私に嫌がらせをしているわけではなくレイにジンとして接しているのだろう。
私の、柊木アヤノの好みとレイの好みが真逆だとしてもだ。
この際楽しいから良いことにした。
だから私は甘ったるいワインも女子力が上がりそうなスイーツも砂糖のたっぷり入ったミルクティもきっちりと胃の中に収めた。
私はまだ決めかねていたが彼はサラダとパスタのセットを2人分頼んでいた。
パスタだけ何が良いか聞かれたので自分の好みを伝える。
それだけのつもりだったがジンは店員に追加注文した。
「このグラスワインと。
甘口のワインあります?」
「こちらにございます」
「じゃあ、それ。
あとドルチェ」
「おふたつですか?」
「いや、ひとつ。
その時に、珈琲とミルクティも。ホットで」
ジンはレイに対してかなり強気だ。
しかしレイのことは気に入ってるのだろう。
何も言ってないのに勝手に注文するのは言い換えれば彼なりのエスコートと受け取れる。
このふたりの中の決定権はジンにあるようだが彼は事細かにレイを気遣っている。
だからワインだって頼んでくれたんだと思う。
ジンはレイの好みをハッキリと把握してるんだろう。
きっとそういう設定。
芹沢ユウトは私に嫌がらせをしているわけではなくレイにジンとして接しているのだろう。
私の、柊木アヤノの好みとレイの好みが真逆だとしてもだ。
この際楽しいから良いことにした。
だから私は甘ったるいワインも女子力が上がりそうなスイーツも砂糖のたっぷり入ったミルクティもきっちりと胃の中に収めた。