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月下美人
第2章 月下美人 -臆病な愛-


「りさ、入れるよ」
「…うん」

膣の入り口に工の大きな先端があてがわれ、熱さがそれだけで感じてしまう。
ぎゅっとりさは目を瞑り、挿入される瞬間を待つ。
するとゆっくり工の先端が押し入ってくる。

「んっ、くぅ」
「っ痛い?」
「ぅうん、…大丈夫、だよ」
「ゆっくり、入れるから安心して」

言葉通り工はゆっくりゆっくりと自分のをりさの膣へ埋め込んでいく。
徐々に入っていくのが生々しい。
ぴったりと埋め込まれた瞬間に工はりさを抱き締めた。

「苦しくないか?」
「…うん」
「動いてもいい?」
「いい…ぁんっ」

いいよと言う前に腰を引き、一気に腰を押し込まれた。
工の腰使いがどんどん激しさを増していく。
十分に濡れたりさの膣は、ぐちゃぐちゃと音を響かせた。
りさの喘ぎ声と膣からの卑猥な音、工の息づかいが激しくなっていく。

「やばい、イきそうだ」
「ん、んん…たくみぃくんっ」
「りさっ、イくっ」
「あっ、ああっん」

激しく揺さぶられてベッドがギシギシとうるさかった部屋は、二人の息づかいだけ広がっていた。

「ごめん、早かったね…」

工は最近我慢がきかなく挿入してすぐに達してしまう。

「そんなことないよ、気持ちよかったよ」

そういうと工は安心した表情をする。
りさは確かに早いとは感じていたが、普通がわからないから工が早くてごめんと言い出すまで気にしていなかった。
それに工とエッチができればそれで十分だった。


二人とも落ち着いた頃、シャワーを二人で浴びて汗を長し、ホテルを出ていく。
りさは今日も工とエッチが出来て幸せを感じていた。
毎日の嫌気が指していた気分を忘れさせてくれる今がとても好きだった。
ホテルを出た後は、工の車でりさの家まで送ってくれる中、工は幸せな気分でいたりさに突然の言葉を投げ掛けた。





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