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ヒナノ恋雫
第1章 ハツカレ
「危なく姉貴に見付かるとこだったな!」
駅前の道を少し早足のまま歩く。
ユウが「うん」と頷いた私を
ちらりと見て笑う。
「俺、興奮してすぐ出ちゃった(笑)」
「ちょっと、ユウ……」
周りに人がいるんだから
恥ずかしいこと大きな声で言わないでよ。
「さあって! ヒナも食ったし、飯は何食おう?」
「何それ……」
私と飯と同列に並べないでよ。
「実は今仕事してなくてさ。手持ちが千円しかないからココでいい?」
ユウがファーストフード店を指差す。
私は気付かれないように小さくため息をついた。
「また仕事辞めたの? 私は勉強あるし、今日はもう帰るよ」
「えー?! 姉貴たちはすぐ出掛けるはずだから飯食ったら家に戻ろうぜ」
どうせまたエッチするだけ。
行きたくない。
「嫌よ」
「久々に会ったのに……」
ムッとしたユウを見て怒りが込み上げてくる。
「たった一週間でしょ?! 私は受験勉強しなきゃいけないの! こうしてる間も周りはみんな勉強してるの!!」
思うよりキツイ口調になってしまった。
ユウは下を向いて何も言わない。
「と、とにかく私は帰るから。ユウもダラダラ過ごしてないで仕事探すんだよ」
「……わかったよ」
ユウが駅の出入口に歩を進める。
受験生の私にとっては
ユウの存在は重くて仕方なかった。
初めての彼氏。
初めての相手。
それは運命の人だと信じていた。
別れるなんて考えたこともない。
私は言い過ぎたのだろうか。
だけど
間違ったことは言ってない。
「また会えそうな日に連絡するね」
「おう」
でも
結局クリスマスも年末年始も
私はユウには会わなかった。
駅前の道を少し早足のまま歩く。
ユウが「うん」と頷いた私を
ちらりと見て笑う。
「俺、興奮してすぐ出ちゃった(笑)」
「ちょっと、ユウ……」
周りに人がいるんだから
恥ずかしいこと大きな声で言わないでよ。
「さあって! ヒナも食ったし、飯は何食おう?」
「何それ……」
私と飯と同列に並べないでよ。
「実は今仕事してなくてさ。手持ちが千円しかないからココでいい?」
ユウがファーストフード店を指差す。
私は気付かれないように小さくため息をついた。
「また仕事辞めたの? 私は勉強あるし、今日はもう帰るよ」
「えー?! 姉貴たちはすぐ出掛けるはずだから飯食ったら家に戻ろうぜ」
どうせまたエッチするだけ。
行きたくない。
「嫌よ」
「久々に会ったのに……」
ムッとしたユウを見て怒りが込み上げてくる。
「たった一週間でしょ?! 私は受験勉強しなきゃいけないの! こうしてる間も周りはみんな勉強してるの!!」
思うよりキツイ口調になってしまった。
ユウは下を向いて何も言わない。
「と、とにかく私は帰るから。ユウもダラダラ過ごしてないで仕事探すんだよ」
「……わかったよ」
ユウが駅の出入口に歩を進める。
受験生の私にとっては
ユウの存在は重くて仕方なかった。
初めての彼氏。
初めての相手。
それは運命の人だと信じていた。
別れるなんて考えたこともない。
私は言い過ぎたのだろうか。
だけど
間違ったことは言ってない。
「また会えそうな日に連絡するね」
「おう」
でも
結局クリスマスも年末年始も
私はユウには会わなかった。

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