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私の中の監獄。
第1章 私のココロ
「SP!全員集合ヨ!ひよりを今すぐ連れ戻しなさい!」

私はひよりを連れ戻すことに必死になっていた。

確かに私はなんにもわかってになかった。

けど、私はじぃやたちがいるから大丈夫だと思っていた。

でもそれが返ってひよりには、、、苦痛を与えていただけなの?

あの子は何も言わなかった。

悲しいとかも弱音を履かない強い子だった。

でも。。。私たちが気づかないときに一人で泣いていたのだろうか・・・。

なんで私はあのコの母親なのに気づいて上げられなかったのかしら・・・。


「かしこまりました!」

プルルル

私は夫に電話をかけていた。

『なんだ。今忙しいんだ。』

「ひよりが・・・小城の名を捨てて、出ていっっちゃったの!」

『なに!?なら小城家の安泰はどうなるんだ!いいから連れ戻せ!』

「今やってます!!」

『オレは、今、無理だから、、話は時間があるときに電話して聞く。』

「えぇ・・・。」

電話を切った。

(ひより。。。。お願いだから戻ってきて。。。)

―ひより視点―

「ハァハァ。。。」

私は無我夢中で走っていた。

「・・・これでいいのよ・・・。」

私はママにあんなことをいって後悔はしてない・・・。

「おいッ!お前!」

私は不意に声をかけられた。

「ふぇ・・・?」

私は返事をした。

「そんな泣きじゃくった顔でどうしたんだよ!」

「あなたは誰?」

「オレは入谷瞬だ。お前は?」

「私は。。。こ・・・ひより・・・」

「苗字は?」

「捨てたの。今。」

「は?捨てたって苗字を?」

「えぇ。小城家の苗字を私は捨てたの。」

「こ・・小城家って小城財閥のか・・?」

「えぇ。」

「なんで捨てたんだよ!」

入谷くんは私の肩を握った。

「なんで・・・ってあなたにはわからない・・・。ううん分かれないの。だってなんにもしらないんだ・・から・・」

「お前・・・泣いてんのか?」

私の頬をひとつの涙がゆっくりと流れた。

「ふぇ・・・?なんで?私・・悲しくないのに・・・。う・・・うううわぁぁぁん!」

「今までお前、ガマンしてたんだな。。。」

私は入谷くんの胸に顔を沈めて泣いた。

今までの苦痛が解放されたみたいに。

でも私は。。私の中の冷たい心はまるでさみしい監獄にいるようだった。
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