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私の中の監獄。
第2章 初めてがたくさん。
たくさんの失敗があったけれどなんとかお好み焼きは完成し私たちは食べた。

「ん~おいし~こんなにおいしいなんて初めて~というかいつもはシェフが作ってたから手料理だなんて嬉しすぎる~」

「はは大げさw」

私たちはご飯を食べたあとそれぞれの部屋に戻った。

「・・・ふぅ・・・さて、どうしようか。ママからの連絡があるし、」

ピロロロ

ちょうど携帯が鳴った。

表示された文字は、ママからだった。

「なに。」

《ほんとにどこにいるの??あんまりママを困らせないでちょうだい?》

「もうSPでわかってるんじゃないの?」

《ソ・・そんなこと・・・》

ママは言葉に詰まった。

「ほら。」

《・・いいから戻ってきて話をしましょう。それからあなたのことは決めるわ。》

「イヤ。もう連絡しないで。じゃぁね。」

私は電話を切りベッドにだいぶした。

「・・・もうイヤ・・・。誰か。。。助けて。。。」

今までの涙と苦痛があふれるように目から出てきた。

私は知らないうちに眠りにつき幼い頃の夢を見た。

『ねぇじぃや。ママとパパは私のことが嫌いなの?嫌いだから私を一人ぼっちにさせてるの?』

『お嬢様、それは違いますよ。旦那様と奥様はひよりお嬢様のために頑張っておられるのですよ。』

『でも・・・でも・・ママとパパは私がお熱出した時にもいてくれなかったょ?』

『じゃぁお祈りしましょう。ここからお空を見上げてひより様の思う願いを心の中で強く思ってください。』

『お空に?』

(どうかパパとママを取らないでください。。。私のことを好きでいてくれますように・・・)

私はそういつも願い続けていた――――――。
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