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甘い風
第2章 愛って何でしょうね?

(犬男に一応ライン入れとかないとなぁ)
酔った頭で桜子は現実と過去とを行き来する
「思考能力、なし!」
声に出すと
冷静に携帯を鞄から取り出す
<あ、もー酔っちゃった、君遅いから、桜子帰るね!またね!>
ティンローン♪
酔った彼女は 携帯なんて見向きもしない
わざわざ鞄から取り出すことなど毛頭にない
(あーおいしかったー♪素敵なダーリンがいたら、また格別の味だったんだろーなー♪たーのしー♪)
セキュリティチェックをサラリと交わし
彼女はベッドになだれ込む
(酔ったわー流石マスター、1本で止めてくれるところが好きだわー)
テーブルワインでこんなにサラっと変な甘味のないものはひさしぶりだった
「私って安上がりー!!!」
かろうじて靴は脱いだものの、メイクを落とさず部屋着にもならず...
ベッドにダーイブ!
(あの店大丈夫かなー?週中だから、私以外居なかったのかなー?あ、早い時間だったからかなー)
自分のことより他人様のことを気にする桜子
「オアシスー!!!」
(あーめんどくさい、もー飲めない!眠い!今なら眠れる...よ...ね...)
。。。
(眩しーぃ)
「カーテン閉めなかったかぁー敗因は、そこだ」
呟きながらアラームが鳴り響く
「はいはい、知ってる。起きろって時間、知ってる」
鞄に手を伸ばし、携帯を取りスライド
(どーしよっかなーお腹空いてないし)
ミネラルウォーターに手を伸ばし飲み干す
(昨日も飲んだなー)
「シャワー!」
自らに渇を入れながら立ち上がる
(あ、ダメだ、またいつものやつがきた)
ザワー
と目の前が暗くなり、しゃがみこむ
(あー、めんどくさい身体。ほんと、こういうのヤメて欲しいのに...)
出社時刻が迫りつつ
「シャワー!」
無事に出社
「あ!桜子さーん!おひさ!」
(朝から、クソガキテンション高いわー)
「 おはよう!クソガキ」
「えーっ!おばさんってまだ言ってないのに、朝一クソガキっすか?」
「ガキはガキでしょ?」
「なんだよ、つまんねーの、テンション下がるわー」
「股下長い王子様とは、ジェネレーションギャップがありすぎて言ってる意味がわかりません」
「なんだよ、今日の桜子さん、なんかつまんなーい」
「…つまんないって何よ?」
長い睫毛を伏せた後
大きな瞳で睨みつけた
酔った頭で桜子は現実と過去とを行き来する
「思考能力、なし!」
声に出すと
冷静に携帯を鞄から取り出す
<あ、もー酔っちゃった、君遅いから、桜子帰るね!またね!>
ティンローン♪
酔った彼女は 携帯なんて見向きもしない
わざわざ鞄から取り出すことなど毛頭にない
(あーおいしかったー♪素敵なダーリンがいたら、また格別の味だったんだろーなー♪たーのしー♪)
セキュリティチェックをサラリと交わし
彼女はベッドになだれ込む
(酔ったわー流石マスター、1本で止めてくれるところが好きだわー)
テーブルワインでこんなにサラっと変な甘味のないものはひさしぶりだった
「私って安上がりー!!!」
かろうじて靴は脱いだものの、メイクを落とさず部屋着にもならず...
ベッドにダーイブ!
(あの店大丈夫かなー?週中だから、私以外居なかったのかなー?あ、早い時間だったからかなー)
自分のことより他人様のことを気にする桜子
「オアシスー!!!」
(あーめんどくさい、もー飲めない!眠い!今なら眠れる...よ...ね...)
。。。
(眩しーぃ)
「カーテン閉めなかったかぁー敗因は、そこだ」
呟きながらアラームが鳴り響く
「はいはい、知ってる。起きろって時間、知ってる」
鞄に手を伸ばし、携帯を取りスライド
(どーしよっかなーお腹空いてないし)
ミネラルウォーターに手を伸ばし飲み干す
(昨日も飲んだなー)
「シャワー!」
自らに渇を入れながら立ち上がる
(あ、ダメだ、またいつものやつがきた)
ザワー
と目の前が暗くなり、しゃがみこむ
(あー、めんどくさい身体。ほんと、こういうのヤメて欲しいのに...)
出社時刻が迫りつつ
「シャワー!」
無事に出社
「あ!桜子さーん!おひさ!」
(朝から、クソガキテンション高いわー)
「 おはよう!クソガキ」
「えーっ!おばさんってまだ言ってないのに、朝一クソガキっすか?」
「ガキはガキでしょ?」
「なんだよ、つまんねーの、テンション下がるわー」
「股下長い王子様とは、ジェネレーションギャップがありすぎて言ってる意味がわかりません」
「なんだよ、今日の桜子さん、なんかつまんなーい」
「…つまんないって何よ?」
長い睫毛を伏せた後
大きな瞳で睨みつけた

