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甘い風
第2章 愛って何でしょうね?
オフィス近くのレストラン
サラリと桜子が店内へ進むと
食事中のサラリーマン達が彼女を目で追いかけ
カツカツ、コツコツ、と二人はついて行く

そんな視線にはお構い無しで

「こんにちは」

明るい声で微笑みながらスタッフに声をかける桜子

「あ、こんにちは!桜子さん!」

彫りの深い綺麗な顔立ちの男性が慌てて駆け寄る

「ここ、いい?三人なの」

「もちろんですよ!今日はチーム桜子ですか?」

キョトンとしながら桜子は
「大和さん、チーム桜子って何よー?ま、どーでもいいけど」

言いながら更に深い笑みを浮かべる彼女

「わーい!パスタ♪パスタ♪」
無邪気に席につきメニューをめくる二人

「今日のおすすめは?」
ニッコリ話しかける桜子

「今日はね、いいウニが入ってますよ!」

「じゃ、それで、おいしいの、お願いします」
ニッコリ

「桜子さんの笑顔の為に、シェフにとびきりおいしいものを作らせますね!」

「お前が作らんのかーい!」

「知ってるくせにー」笑って答える大和

「桜子さんってちょっと気を抜くとオッサンが出てきますよね」

クスクスと笑いながら里優が彼女をつつく

「話さなきゃ本当に綺麗なお姉さんなのにっ」

「あら、里優ちゃん、誉めてくれてありがとう」
ニッコリ

「ポジティブだなぁ」

「おや、バイト君、何かおっしゃりたいことがおあり?」

「何食べようかなー決まりました?里優さん」

「スルーかよっ!」桜子

プッと吹き出す里優を横に眺めながら
柔らかい声で

「何でも好きな物を選びなさい」

「と、いうことは?ワクワク」里優

「いいわよ、私の奢りよ」
余裕の笑顔の桜子


「やったー!ラッキー!んじゃ、肉とパスタとピザ!」
満面の笑顔で無邪気な翔

「バイト君、君に奢るとは一言も言ってないわよねー?フフフ」

「えーっ!ケチー!!!なんで僕だけ奢ってくれないのー?超ケチじゃん!!!チッ」

「奢ってください、桜子様と言いなさい!ウフフ」

「なんだよ、ドS!」

「お願いします、お姉さま!とおっしゃい」

「ほんと、二人の会話っていつもどっちがSなんだかわからないですよね」
ニヤニヤしながら里優が二人を見る

「経験値では確実にワタシの方がSに決まってるじゃない?ねー?お子様ランチーくーん?」

「なんだよ、おばさん!」

「昼飯無し決定!」
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