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甘い風
第5章 ハマる

「何食う?」
「俺、カレー。お前は?」
「生姜焼きかなー。で、お前、彼女ってなによ?」
「彼女は彼女だって言ったし」
「知らねーよ、お前に女出来ると思わなかったー」
「俺も」
「何?」
「俺も彼女作るとは思わなかったってこと」
食堂のおばちゃんに二人が食券を渡すと
「二人はいつも仲良しねー」
と声をかけられる
「あはは」
と笑うと
「はい、サービスね!」
大盛りのカレーと大盛りの生姜焼き
「ラッキー!おばちゃん、サンキュ」
二人並んで昼ご飯を食べていると
「翔ちゃん、タケルくん、ここで食べていい?」
ふんわりとした茶髪の小柄な女の子が声をかける
「モナー!あぁ、座ればー」
翔はタケルに断りなく彼女に答える
「モナちゃん、何食べんの?」タケル
「今日はハンバーグ」
「翔、彼女できたんだって」
「え?」
「なー、翔?」
「まぁね」
「翔ちゃん、彼女作らないで一生遊んでいくのかと思ってたよ。良かったねっ」ニコニコ悪気もなく言葉にするモナ
「なんだよ、それ」
「だって今までまともに付き合ってるのみたことないもん」
またもや翔に笑顔で毒づく
「うるせーなー」ムスッとしてカレーを口にする翔
「なー、驚きだよなー」ニヤニヤのタケル
「お前ら、いいネタ見つけた!って顔して俺で遊ぶんじゃねーよ」
「どんな人なの?」キラキラさせながら尋ねるモナ
「しかも一緒に住むんだってよ!」やや興奮気味のタケル
さらに続けて「どこに住むんだよ?」
「おかんかよー」
「なんで?お前、お袋さんに聞かれたのかよ?」
「朝会ったから話した」
「本当?大丈夫なの?そんな急に、翔ちゃんママ怒ってなかったの?」
「大切にしなさいよ。だって」
二人揃って「へー!」
「で、どこで知り合ったの?」ハンバーグをパクパク食べながら尋問再開
「バイト先」
「んで、いくつなんだよ?」モグモグ肉を頬張り話すタケル
「知らねー」
「えー?知らねーの?」
「知らないって、何よ?」
「聞いてねーし」
「今度大学に連れてきてよ」
「確かに見たい!」
「そのうちな」
盛り上がっているうちに食べ終わり
三人は午後からの授業を受け
それぞれ
家へ
バイトへと
タバコを吸い
ドクドクドクと音を響かせ
翔は彼女の家へ帰っていった
「俺、カレー。お前は?」
「生姜焼きかなー。で、お前、彼女ってなによ?」
「彼女は彼女だって言ったし」
「知らねーよ、お前に女出来ると思わなかったー」
「俺も」
「何?」
「俺も彼女作るとは思わなかったってこと」
食堂のおばちゃんに二人が食券を渡すと
「二人はいつも仲良しねー」
と声をかけられる
「あはは」
と笑うと
「はい、サービスね!」
大盛りのカレーと大盛りの生姜焼き
「ラッキー!おばちゃん、サンキュ」
二人並んで昼ご飯を食べていると
「翔ちゃん、タケルくん、ここで食べていい?」
ふんわりとした茶髪の小柄な女の子が声をかける
「モナー!あぁ、座ればー」
翔はタケルに断りなく彼女に答える
「モナちゃん、何食べんの?」タケル
「今日はハンバーグ」
「翔、彼女できたんだって」
「え?」
「なー、翔?」
「まぁね」
「翔ちゃん、彼女作らないで一生遊んでいくのかと思ってたよ。良かったねっ」ニコニコ悪気もなく言葉にするモナ
「なんだよ、それ」
「だって今までまともに付き合ってるのみたことないもん」
またもや翔に笑顔で毒づく
「うるせーなー」ムスッとしてカレーを口にする翔
「なー、驚きだよなー」ニヤニヤのタケル
「お前ら、いいネタ見つけた!って顔して俺で遊ぶんじゃねーよ」
「どんな人なの?」キラキラさせながら尋ねるモナ
「しかも一緒に住むんだってよ!」やや興奮気味のタケル
さらに続けて「どこに住むんだよ?」
「おかんかよー」
「なんで?お前、お袋さんに聞かれたのかよ?」
「朝会ったから話した」
「本当?大丈夫なの?そんな急に、翔ちゃんママ怒ってなかったの?」
「大切にしなさいよ。だって」
二人揃って「へー!」
「で、どこで知り合ったの?」ハンバーグをパクパク食べながら尋問再開
「バイト先」
「んで、いくつなんだよ?」モグモグ肉を頬張り話すタケル
「知らねー」
「えー?知らねーの?」
「知らないって、何よ?」
「聞いてねーし」
「今度大学に連れてきてよ」
「確かに見たい!」
「そのうちな」
盛り上がっているうちに食べ終わり
三人は午後からの授業を受け
それぞれ
家へ
バイトへと
タバコを吸い
ドクドクドクと音を響かせ
翔は彼女の家へ帰っていった

