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甘い風
第6章 精算

桜子は色々な箱の前で
「どれがいいのかなー?」
「やっぱ、極薄?」
そう笑顔で応える翔
「一番薄そうなやつはコレかなぁ」
「ねぇねぇ、味付きもあるよ」
「へーそんなのあるんだ」
「色んなの買っちゃう?」
「いいかも」
「中でイケるね」
「うふふ」
じゃれあう二人
日曜の穏やかな午後
ある意味卑猥な場所で
「ゴムすると気持ちいい?」
真顔な桜子
「ないほうが気持ちいいよ」
「買わなくていいんじゃない?」
「お前が大切だから買いたいの」
「大切だから、直接体温感じたいの」
「俺、まだ学生じゃん、無責任に生きるつもりない」
真剣な眼差し
「翔ってほんと偉いよね」
「何が?」
「私が18の時ってそこまで真面目に自分の人生を考えてなかったかもなぁって思って。記憶もないけど」
「ふぅん、ね、もうコレ買って早く帰ろう」
彼の持つカゴの中にはざっと10箱くらいは入っている
「そんなに買うの?」
目を丸くした桜子
「足りない?」
ニッコリの翔
「そういうのって消費期限ってないの?」
純粋な疑問を年下くんに向ける彼女
「あるんじゃない?でもその前に使っちゃうでしょ足りないくらいじゃね?」
「身体もたないよ」
「愛で身体鍛えてあげるの」
「腰にくる」
「急におばさん臭いこと言わないでよ」
「何よ!おばさんって次に言ったら殺すよ」
キラリと目を光らせる桜子
「おばさんって言ってないじゃん、おばさん臭いって言ったでしょ、被害妄想」
「被害妄想だと?」
「そうそう、早く帰ろう、買ってくるよ他に何か欲しいのある?」
「ううん、ない」
「コレも買う?」
コレ!と笑顔の彼が指差したのは、胸元が透ける白いレースのブラとTバックの揃いのランジェリー
「着て欲しいの?」
「うん!すぐ脱がせるけど」
いたずらっ子のような笑顔
「じゃぁ着てあげる」
「イェーイ!決定」
会計を済ませ満面の笑みを浮かべた二人は
指を絡め手を繋ぎ店を出ていった
「桜子!」
聞き覚えのある声
目の前の男にハッと驚く彼女
「随分若そうだな」
彼女と手を繋いでいる翔へ
値踏みするような眼差しを向ける男
「あ、こんにちは」桜子
「誰?この人」
「知り合いよ」
翔を引っ張るように歩き出す
「お前、そんな若い男と付き合っても捨てられるだけだぞ」
「どれがいいのかなー?」
「やっぱ、極薄?」
そう笑顔で応える翔
「一番薄そうなやつはコレかなぁ」
「ねぇねぇ、味付きもあるよ」
「へーそんなのあるんだ」
「色んなの買っちゃう?」
「いいかも」
「中でイケるね」
「うふふ」
じゃれあう二人
日曜の穏やかな午後
ある意味卑猥な場所で
「ゴムすると気持ちいい?」
真顔な桜子
「ないほうが気持ちいいよ」
「買わなくていいんじゃない?」
「お前が大切だから買いたいの」
「大切だから、直接体温感じたいの」
「俺、まだ学生じゃん、無責任に生きるつもりない」
真剣な眼差し
「翔ってほんと偉いよね」
「何が?」
「私が18の時ってそこまで真面目に自分の人生を考えてなかったかもなぁって思って。記憶もないけど」
「ふぅん、ね、もうコレ買って早く帰ろう」
彼の持つカゴの中にはざっと10箱くらいは入っている
「そんなに買うの?」
目を丸くした桜子
「足りない?」
ニッコリの翔
「そういうのって消費期限ってないの?」
純粋な疑問を年下くんに向ける彼女
「あるんじゃない?でもその前に使っちゃうでしょ足りないくらいじゃね?」
「身体もたないよ」
「愛で身体鍛えてあげるの」
「腰にくる」
「急におばさん臭いこと言わないでよ」
「何よ!おばさんって次に言ったら殺すよ」
キラリと目を光らせる桜子
「おばさんって言ってないじゃん、おばさん臭いって言ったでしょ、被害妄想」
「被害妄想だと?」
「そうそう、早く帰ろう、買ってくるよ他に何か欲しいのある?」
「ううん、ない」
「コレも買う?」
コレ!と笑顔の彼が指差したのは、胸元が透ける白いレースのブラとTバックの揃いのランジェリー
「着て欲しいの?」
「うん!すぐ脱がせるけど」
いたずらっ子のような笑顔
「じゃぁ着てあげる」
「イェーイ!決定」
会計を済ませ満面の笑みを浮かべた二人は
指を絡め手を繋ぎ店を出ていった
「桜子!」
聞き覚えのある声
目の前の男にハッと驚く彼女
「随分若そうだな」
彼女と手を繋いでいる翔へ
値踏みするような眼差しを向ける男
「あ、こんにちは」桜子
「誰?この人」
「知り合いよ」
翔を引っ張るように歩き出す
「お前、そんな若い男と付き合っても捨てられるだけだぞ」

