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甘い風
第7章 壊す
「もう、ほんと、なんでこんなに可愛いの?」

「嬉しいっ」

「可愛いし上手いし、もうっ」
腕の中の彼女を揺らし
赤く染まった彼女へつけた肩の自分の印に
唇をあわせ
また吸い付きグッと吸い上げた

「ウフッ嬉しい」
俺のものだと印を付けられる自分の身体を喜び
彼のそのアピールもまた桜子を喜ばせた

「そんなに可愛いとまた食べたくなっちゃうよ」

「Sex中毒になっちゃう」

「もう中毒だろ」

「うん」

ダイニングテーブルの上の真紅のバラに目をやり
「なんで一輪だけなの?」

「私一人ぼっちだったから」

「じゃ、もう一本増やそ」

「うん」
ニコニコとした彼女

「ダメ、その顔絶対他の男に見せたくない」
ペロリと彼女の頬を舐めた

「うふふ」

「こんな感じってほんと、初めて」

「何が?」

「お前とずっと一緒にいたいって思ってる」

「うん、いよう、ずっと。私も初めて、こんな気持ち」

互いに抱きしめあいながら
そっと唇に甘い口づけ

「よし!ご飯作ろうっ」
その一言で桜子は立ち上がり

ソファの下に置き去りのままのたくさんの箱を翔は抱え
「食べた後は何味にする?」
微笑む二人の夜は熱く甘い


食事を終え

「一緒に風呂入ろう」
ニッコリしながら翔

「恥ずかしぃよぉ」

「恥ずかしくないよ、全部洗ってあげる」

「ぃやん」

照れてうつむく彼女の手をひき
バスルームへ

「してないこと、全部したい」
彼女のガウンを脱がせ
自らのバスタオルもとり
裸の二人

「恥ずかしい」

後ろから彼女を抱きしめ
「恥ずかしくないよ」
バスルームの中へ
シャワーを出し
片腕に彼女を抱いたまま
交互にシャワーをかける翔

横の鏡を指差し
「見て」
彼女を促す

「ぃやん、恥ずかしい」
目を反らす彼女の顔を鏡にうつるように身体を傾ける

「ほら、見て、凄い綺麗だよ」
うつむく彼女の顎をあげ
全身がうつる鏡を直視させる

シャワーを固定させ
ボディーソープを掌に
そのまま背後から彼女のふっくらとした胸を包み滑らせる

…ぁっ…
乳首が硬くなり
彼はツンツンと指先で攻撃

「恥ずかしい…よ…ぉ…」

「何も考えるなよ。ほら見て、乳首、こんなに硬くなってる」
鏡にうつる彼女の身体
自分の指先に反応する彼女を眺めて


「翔の凄いあたってる」
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