この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘い風
第2章 愛って何でしょうね?
バイクを降りヘルメットを取り
長めの前髪を直していると

「おはよ!翔くん!」
茶髪ロン毛にツケマの女の子が声をかける

(誰?この女)
見えない、聞こない、という感じでスタスタと歩いていく翔

「ねぇ、翔くんって彼女いるの?」
茶髪ツケマが甘ったるい声で追いかけてくる

(うるせーなー、なんだあのお化けメイク女)

「ねぇってば」

腕を掴まれイラッとした内心をそのまま表情に出し
「うるせーなー」

「ひどーいっ」

「ガキに興味ねーんだよ、ブス」

吐き捨てた言葉に流石に茶髪ツケマは追っては来ず
スタスタと歩き去る翔

「翔!」

「タケル!」

「何、朝から切り捨ててんの?」ニヤニヤしながらタケル

「見られたか」

「うん、面白かった」

「あぁいう女、ほんと、嫌いなんだよねー」

「どういう?」意地悪顔で尋ねるタケル

「甘ったるい鼻声のメイクブス」

「出たっ毒舌!」

「私、可愛いでしょ的なツケマ、剥がしたくなる」

「剥がしてやれよ、どーせ抱かれたいとか思ってるんだから、服もツケマも剥がしてやれよ」
ニヤニヤが止まらないタケル

「殺すぞ、気持ちわりーなー」

「コワーイ、今日の翔ちゃん機嫌わりー」

「いいわけねーだろ、ブスガキに朝から腕掴まれて」

「お前、ほんと、どんな女が好みなんだよ」

「今まで俺がヤったことないような女」

「そんなのいるのかよ」

「知らねーよ、俺だって知りたいわ」

「いたら奇跡だな」

「まぁな」

「翔ちゃん、きっといるよ、信じようぜ!」

「彼女いないお前に言われたくねーわ」
笑いながら校舎内へ

「翔くんだぁ!」
「きゃっタケルくんっ」

身長の高い二人は並んで歩いているだけで目立ち過ぎてしまう

「チッ」舌打ちする翔

「んなの、イチイチ気にすんなよ、今さら」

「モデルのタケルくんは言うことが違いますね」

「なんだよ、モデルで悪いかよー」

「悪いなんて言ってないですよ、僕は」

「なんだよ、僕って気持ち悪いなー」

「バイト先で僕って言ってんの」

「何でよ?」

「会社での受けがいいからだよ」

「へー、年上狙いかぁ?」

「ビービーすぐ泣くガキよりましー」

ーーガラガラーー

「さ、お勉強の時間ですよ、翔ちゃんっ」

「なんか今日、お前、ほんと、ムカツク」
笑いながら席に着いた
/147ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ