この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘い風
第9章 視線
「あはは!お互い様でしょ、ちょっとタバコ行ってくるわ」

「はいはい、そんなキラキラさせちゃって。タバコ止めた方がいいんじゃない?」
薬指の指環を指す片山

「キラキラとタバコは関係ないでしょ?」

「おはようございます!」
翔がやってきた

「あら、翔くん、おはよう!ご出勤で?」

「なんすか?桜子さん、僕が出勤しちゃいけないんっすか?」

サラサラと手を振りタバコを吸いに行く 彼女

(なんだよ、なんかつまんないし)
彼女の後をついていく翔

喫煙ルームでタバコに火を着ける桜子
フーッと一服していると

ーーカラカラーー
「なんだよ、お前、つまんない」

「つまんないって何が?」

その瞬間に翔に唇を奪われる

「ちょっ、ここ、会社!」

「知ってる」
タバコを取りだし火を着ける

「誰に見られるかわからないじゃない」

「そんなの気にするの?」

「そりゃ、翔とキスしてたなんて知れたら、何言われるかわからないもの」

「何?そんな他人の視線気にするの?」

「気にする気にしないって次元が違う」

「意味わかんない」
彼女の腰に腕をまわし
唇を合わせ舌をねじ込む

「…っ…ちょ…ダメ…」

唇を解放し
「トイレ一緒にいこ」

「ヤダ!トイレなんて絶対ヤダ!」

「じゃ、ここで」
彼女の胸元に手を入れようとする

「バカ!人が来るって」

「んじゃ、お昼に家帰ろ」

「それならいいけどって時間ないでしょ?」

「んじゃ、ホテル?」
桜子の左の薬指をくわえて
チュッと吸い上げた

ーーカラカラーー
人が入ってくる

慌てて離れて
「あはは!翔くんっておもしろい子ねー!お先ー!」
出ていってしまった

(なんだよ、桜子、可愛くなーい)
一服してから席へと戻っていった



デスクへ戻った桜子
カタカタとPCでまた一仕事
(んー、翔の気持ちはわかるけど、もうちょっと大人になってくれないかなー)

席に着いた翔
(そのうち、この会社買収するんだから、みんなに桜子は俺の女だって言っちゃおうかなー)


それぞれの午前は過ぎ
お昼時

「ご飯行ってきまーす」
桜子は席を立ち上がりカツカツと出ていく

「桜子さーん、待って!」
野沢の声

「桜子さん、私もー」
里優の声

「桜子さーん、僕もー」
翔の声
/147ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ