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月 ~優香~
第18章 晃
俺は、優華を見た。

優華は、いつもの虚ろな瞳で、晃の背中を見送っていた。



俺たちは無言で歩いた。

優華は、どこかに目的地があるようだった。

俺も何も言わず、彼女に連れ添った。



バーで初めて晃を見たときのことを思い出す。

優華に付けられた3つのキスマーク。

優華の重苦しい表情。

何もかもが、俺の想像を支持しているようだった。



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