この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君へ贈る愛の唄
第9章 あやまち
さやかside
今日は拓也さん、お休みなんだ。
あの日から会うのがとてもつらい…。
わかっていたのに。
付き合ってる人がいることなんて。
だから私はもう、ここを辞めるつもりだった。でも店長に言うと…。
ーーーー
『ええっ!
山本さんに今辞められたら、うちの店舗大打撃なんだよ〜。頼むから考え直して、ねっ。時給だって上げてもいいから』
「…」
それになぜか拓也さんの上司、日野さんだっけ?まで私に言うの。
『コホン。何か困ったことがあったら、いつでも僕に相談して?』
って。
ーーーー
はぁ。
それで、結局続けてるわけだけど……。