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君へ贈る愛の唄
第1章 ママっ子男子?
昼下がりの午後。
私は2人分の洗濯物をたたんでいた。
私が拓也の父親、修二(シュウジ)さん[当時30才]と結婚したのは、高校を卒業したばかりの年。
私達は教師と女子生徒という関係だった。
私は天涯孤独の身で、施設から学校に通っていたのだが、そんな私を担任だった修二さんは何かと気に掛け励ましてくれて。
寂しかった私に、初めて人の温かさを感じさせてくれる人だった。
気がついたらお互いを意識するようになり、それが愛へと変わるのに時間はかからなかった。
私は彼の優しさに包まれて、
まだ18才という若さで人妻になったと同時に、
5才の男の子の母親になったのだ。