この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
おなとも!
第3章    
 一面広がる日本庭園。
 なんと池まである。
 なんなら入園料を払ったっていいレベルで広大かつ美しい、日本人が想像する「もし大金持ちになったらこんな庭が欲しいな♡」を実現した日本庭園である。

 居住しているのだから当然と言えば当然かもしれないが、何の感動もない様子で石畳をずんずん奥へ奥へ進んでいくホワムーの背中を必死で追う。

 こんな美しい庭園を見て育ったのにどうして盗撮オナニーに走ったのか原因を追究したいという欲求に一瞬駆られたものの、ホワムーを見失いでもしたらイチ個人宅とはいえ遭難するかも知れないという恐怖があったので、ひとまず何も考えずにホワムーの後を追い続けることだけに集中した。


 しかし歩けど歩けど、一向に屋敷が見えてこない。


 居住区にたどり着くまでに一体何カロリーを消費する必要があるのだろう。
 エレベーター降りたらすぐ玄関、の小規模マンション在住の私とはカロリー消費量が雲泥の差だ。

 どうりで帰宅部でなおかつ公立高校にも関わらずお抱え運転手の送迎により登下校しているらしいおぼっちゃまだというのに肥満していないはずだ。
 いや、むしろ先ほど屋上でオナニーすると宣言しベルトを緩め出した際チラッと見えたへそ周辺は腹筋が割れている気配がぷんぷん漂っていた。
 庭だけでこの広大さなら、屋敷内では自室からトイレに移動するだけで体育の授業を受けたレベルの運動量になるのではなかろうか・・・。
 

 一体どれくらい歩いたのか、個人宅とは思えない歩数に疲れすら覚え、もはや一体なんの目的でホワムーの自宅を訪れたのかすら忘却しかけた頃、ようやく屋敷全貌が見えてきた。


/37ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ