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透明な鎖
第1章 被虐性愛
えっ……。今、何て……。
「あの頃は純粋だったのに、あんな合コンなんか参加して。いつからそんな女になったんだよ」
あたしを押し倒すように、そう言いながらあたしの上に跨る。
何故か、胸がドキドキと鼓動を増していく。
「……気付かれてないと思ってた?」
あの反応は、わざとだったんだ。
ほんとはずっと気付いてたんだ……。
なにも喋れないでいるあたしの身体の中心を、服の上から指でなぞっていく。
お酒の所為なのか、それだけで身体がピクピクと反応してしまう。
「……んっ」
「これだけで感じるとか、誰かに開発でもされてんの?」
静かに、でも、意地悪く。
先輩があたしに言葉を落としていく。