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透明な鎖
第1章 被虐性愛
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「あの子、お前と大学一緒なんだろ?」
「……そうですけど」
一緒っていうか、莉緒は大学でできた友達だから……。
「俺もお前らと一緒。大学」
「……え?」
意味がよく理解できない。
先輩が同じ大学??
「卒業生ってことですか?」
「そうじゃなくて。院だよ、大学院」
昨日先輩と会ったときと同じくらいの衝撃だ。
にわかには信じ難い。
「嘘ですよね?」
だって、先輩と学内で会ったことないし……。
「嘘じゃねぇよ。今年から入学したんだよ。つか大学行ってもだいたい研究室籠ってるし」
研究室……。
そうか、だから会う機会がないのか……。
昨日聞けなかったけど、てっきり就職してるものだと思ってた……。
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