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透明な鎖
第2章 秘事
それから、莉緒にはほぼ全てを話した。
高校時代に少しだけ付き合っていたことも、同じ大学の院にいることも。
莉緒と渚先輩とは直接の知り合いではなかったらしく、かなり驚いていた。
唯一隠したのは、あの後ホテルで先輩と身体を重ねたこと。
……さすがにそれだけは、言えなかった。
莉緒からも、あの中の一人と連絡先を交換していい感じになってると聞いて、少し嬉しくなった。
その日の授業は午前中で終わりだけど、何か食べて帰ろうと言う莉緒に乗せられ、近くのファミレスに行った。
注文した料理を食べている途中。
♪〜♪〜♪
あたしのスマホに、一通のメールが届いた。