この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
透明な鎖
第2章 秘事


───19時。


蓮との待ち合わせ場所に向かう。

……まだスーツ姿の蓮が、あたしの目に入った。

細身のスーツを着こなす蓮は、何度見てもかっこいい。
側から見ると、ホストみたいだけど……。


でも。
蓮の右手は、忙しなくスマホを弄っている。

あれも、あたし以外の女の子にメール送ってるのかな。
確証のない思い込みなのに、胸がぎゅっと締め付けられる。


今からあたしと会うのに、他の女の子のことなんか見ないで。
そんなこと思っても、彼女でもないあたしは、口には出せない。


胸の痛みを隠して、


「蓮、お待たせ!」


そう、笑顔で声をかけた。


「……あ、久しぶり」


スマホの画面から目を移し、蓮があたしを見る。


「行くか」


「うん……」


スマホをポケットにしまい、蓮は歩き始めた。



/50ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ