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透明な鎖
第2章 秘事
「すげぇ聞こえてた、お前の声」
あたしの上に跨った蓮は、そう言ってあたしの下着から電マを抜き取り、電源を切った。
あたしの声も、振動音も止み、一瞬で静かになった。
……かと思うと、蓮の指が再びあたしの下着へ入り込む。
「あっ……」
「うわ……やべぇな、濡れすぎ……」
溢れる愛液を掬いながら、蓮はその入り口を撫でる。
「こんだけ濡れてんだったら、もういいよな?」
蓮があたしの下着から早々に指を抜くと、自分が巻いていたタオルを取り払う。
「……や、やだ……」
電マなんて、機械だけじゃ嫌だ……。
ちゃんと、蓮に触れられたい。
蓮の指で、イかせてよ……。
「なにが嫌?」
……そう尋ねながら、あたしがしてほしいこと、全部見透かしてるみたいに得意気な顔であたしを見る。
「……れ、蓮の指で……おねがい……」
さっき、嫌という程絶頂に達した筈なのに、蓮のことになるとなんでこんなにも、貪欲なんだろう……。