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本日もエロ日和なり
第11章 その11
それから加奈恵は3日連続で来院した。


徐々に顔に赤みがさし、
痛みが和らいでいるのが見て取れた。

「助かりますわ、本当にありがたい」

丁寧に礼を述べ帰っていく加奈恵。


僕はその背中を手で抱き寄せたい衝動を抑える。


相手は客で家庭がある主婦だ。
気持ちを伝えられないのは当然であるし、
僕は一介の整体師である以上患者を恋愛対象になどしてはいけない。


そう思うものの、
加奈恵への不思議に穏やかなトキメキは増すばかりだった。


加奈恵は3日連続で来たあと、3日休んで翌週また来院した。

長かった髪を肩まで切っている。

今まで腰痛と家事や子供の行事で伸ばしっぱなしにしていたのだろうか、
ボブカットが可愛く加奈恵らしく似合っている。


僕はドキドキしてしまい、施術に集中するよう言い聞かせる。



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