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第11章 その11

気持ちはエスカレートしたが、
いざ施術になると卑猥な感情よりも愛しさが強く………


彼女の顔を見られるだけで嬉しく思う。


なのに夜半には猛烈な性欲を抑えきれない。


僕は昂る感情に抗えず………
ふと案が浮かんだ。


ネットで小型の監視カメラを購入し、
1階の施術実のベッド脇の窓に取り付けた。
レースのカーテンで隠せる。

加奈恵はいつも3つあるベッドの真ん中で施術している。


ちょうどそのベッドの先に窓があるため、
付け易い。


僕は加奈恵の脚を上げて折るときの尻や、
うつ伏せで背中から圧す際の前屈みの胸元などがカメラに映るよう務めた。


犯罪である。
バレたら手錠がかかり、
廃業になる。


だから変に大胆な動きはせず、
身体の向きを変えて施術する程度に留めた。